髪に与える紫外線のダメージは想像以上です。
夏前ぐらいから、
- 髪がパサつく・乾燥する
- カラーの持ちが悪い・退色が早い
- 髪がゴワゴワする・広がる
- 枝毛・切れ毛が増えた
などのトラブルがある場合は紫外線から受けたダメージの可能性が高いです。
本記事では紫外線ダメージの予防方法と紫外線ダメージを受けた髪の毛のケア方法も解説しますのでぜひ参考にしてください。
僕自身現役の美容師として、年間1500名を超えるお客様を担当しており、今までの経験を基にご説明します。
紫外線が髪に与える影響は!?その悩み紫外線のせいかも!
紫外線の種類と紫外線が髪に与える影響は!?
紫外線の種類は3種類
紫外線が髪に与える影響
- 乾燥・パサつき・・・UV-Aが髪のタンパク質を壊して乾燥・パサつきの原因になります。
- カラーの色落ち・退色・・・UV-Aが髪のメラニン色素・カラーの色素を分解します。
- ゴワゴワ・広がる・・・タンパク質が壊れる事で水分保持力が低下してゴワゴワ、硬い質感になります。
- 枝毛・切れ毛・・・毛髪の強度が下がって枝毛・切れ毛の原因になります。
紫外線が頭皮に与える影響
- 細毛・薄毛・・・つむじや分け目が日焼けして頭皮の状態が悪くなり、生えてくる髪の毛が細くなったりボリュームが出にくくなります。頭皮が酸化=老化します。
何月から紫外線ケアが必要?
紫外線自体は1年中降り注いでいますが、紫外線量は違います。1年で5〜8月が一番多くて少ないのは11月〜1月になっていて3倍〜4倍紫外線量が違います。
紫外線対策は年中必要ですが特に夏前からは紫外線ダメージから守るケアが必須です。
紫外線のダメージから髪を守る方法
帽子をかぶって物理的に守る
髪に直接紫外線が当たらないようにUVカットの帽子をかぶると紫外線からほぼ100%髪を守れます。つばが広いものを選ぶと顔やうしろの首回りも保護できるのでおすすめです。
帽子から出る部分の髪の毛は守られないのでその部分は別に対策が必要です。
UVカットのスプレーや日焼け止めを使う
髪の紫外線対策で一番お手軽なのは日焼け止めスプレーです。僕の美容室でも夏はかなりのお客様が使われていて、髪の毛と同時に分け目やつむじなどもUVカットできます。
最近は香りもいろんな種類があってその時の気分によって変えたり選んだりできて良いですね。
玄関に置いて外出前に使うようにするとつけ忘れが減るのでおすすめです。
髪の毛をしっかり保湿する
乾燥した髪の毛と保湿されている髪の毛では紫外線からの耐久度も違ってきます。
シャンプーの後のトリートメントは時間を置いたり、乾かす前のアウトバストリートメントも忘れないように使いましょう。
アウトバストリートメントはSPFの入った商品もあります。
海やプールに入ったらしっかり水道で洗い流す
海水や塩素が入った水が髪についた状態で紫外線にあたると髪のダメージが加速します。
紫外線で化学反応を起こして、色が一気に抜けたり、ゴワゴワしてからまる髪になってしまいます。
海やプールに入った後はできるだけ早くしっかりと真水で洗い流しましょう。
紫外線ダメージを受けた髪を回復させるには
とにかく保湿する
一度紫外線ダメージを受けた髪の毛は完全に元に戻ることはありません。しかし、髪の手触りや質感を元の状態に近づけることは可能です。
髪の毛はスポンジと同じで水分がなくなったり、ダメージすると硬くゴワゴワして、水分を与えると柔らかくしなやかになります。
一番効果が出やすいのはシャンプーの後のトリートメントなので、スペシャルケアのトリートメントを使ったり、時間をたっぷり置いてトリートメントを浸透させるのがオススメです。
まとめ
一度紫外線ダメージを受けた髪の毛は元の状態には戻りません。
なので予防美容が大切で、紫外線ダメージを受けないように対策していきましょう!
僕のお客様の多くは紫外線カットのスプレーを使われている方が多い印象です。
「あんまり外に出ないし大丈夫かな」と油断せずに、しっかりケアしていきましょう!!